はじめに
この記事はキンドルでセルフ出版する方法の前編です。
写真集の原稿を作るところから、キンドル用のmobiファイルに変換するところまで書いています。
後編ではファイルをアップロードして出版するところまで解説します。
基本的にMac向けの記事になっていますが、Windowsでもできます(というかWindowsが主流かも)
セルフ出版の流れ
- Pagesで原稿をつくる(windowsの場合はWordでOK)
- 原稿をPDFファイルで書き出し
- Kindle Comic CreatorでPDFをmobiファイルに変換
- keynoteで本の表紙を作る(PowerPointでもOK) ←この記事ではここまで
- KDPサイトにアップロード
- 出版完了!
1 Pagesで原稿をつくる
まずは写真集の原稿を作りましょう。
Pagesアプリを開き、テンプレートを選びます。
テンプレートはなんでもいいですが、今回は写真集を使います。
①ブックカテゴリで下にスクロールし②ブック–横の②写真集を選択し④作成ボタンを押します。

ファイルが生成されたら、画像を読み込んでいきます。
読み込み方法は、画像をドラッグ&ドロップするかテンプレートの右下参照ボタンから
読み込むことができます。
ドラッグ&ドロップの方がかんたんなのでオススメです。

読み込んだ画像サイズを調節したいときは、画像をダブルクリックすると
インジケータが出てくるので大きさや表示範囲を調節します。
あとは、タイトルや文章を入力しましょう。これは無くても問題ないです。

ページを追加したい時は、左上の+マークから気に入ったテンプレートをえらびます。

あとはこれをくりかえし、原稿を増やしていきます。
2 PDFファイルを作成
原稿が完成したら、PDFファイルを作成しましょう。
①ファイル⇨②書き出し⇨③PDFで出力できます
ここで注意することがあります!
ファイル名・保存フォルダ名はローマ字にしておいてください。
日本語だと、あとでmobiファイルに変換する時にエラーになることがあります。

表紙を作成
本文とはべつに表紙をつくります。
ここではkeynoteで作成しますが、ペイントソフトなどでも大丈夫です。
keynoteのテーマはホワイトかブラックなど無地の物を選んでください。
柄のあるテーマは商用利用不可の場合があるので注意です。
無地のものを選んだら、
スライドのサイズを原稿(今回はPDFファイル)のサイズに変えます。
表紙のサイズはキンドル推奨の800x1280がいいかもしれません。
画面に並んだ時に違和感がでます。
目立ちたければいいかもしれません。
(PDFファイルのサイズは右クリック⇨情報を見る⇨解像度○○○x○○○の○の部分です)
変更のしかたは右上の書類ボタン⇨スライドのサイズ⇨カスタムのスライドサイズでできます。

表紙ができたらJPGで書き出します。
Kindle Comic CreatorでPDFをmobiファイルに変換
できたPDFファイルをキンドルで読めるようにするため、mobiファイルに変換します。
そのために使うのがKindle Comic Creatorです。
上記のリンク先のページの中段あたりのダウンロードリンクをクリックしてインストールします。
mac用とWindows用があるので必要な方をダウンロードしてください。

ダウンロードとインストールが終わったら、アプリを開き「新しい本を作成」を選択。
言語は日本語、ページサイズは原稿(今回はPDF)のサイズを入力し、続けるを押す。
(PDFファイルのサイズは右クリック⇨情報を見る⇨解像度○○○x○○○の○の部分です)
最大値1280×1280を超える場合は超えない範囲で近い比率を入力すればOKです。
例)原稿サイズが 2400×1800 なら 1200×900 を入力

次の画面でタイトルと著者名を入れて、表紙の画像と本の保存場所を指定します。

入力できたら、ページの追加を開始ボタンを押し、PDFファイルを読み込みます。
ファイルが読み込まれたら、表示をかくにんしてmobiファイルに変換します。
ビルド&プレビューボタンを押すとmobiファイルが生成されます。
(名前の部分でページごとにタイトルなどつけられます。キンドルで表示されます)
プレビューには専用のソフトが必要なので、エラーが出ると思いますが無視してください。
出版時にオンラインでプレビューできますのでご安心を。

これでキンドル用の電子書籍が完成しました。
前編はここまでです。ありがとうございました!
後編ではKDPのサイトで実際に出版するところまで、解説しています。
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