ストックフォトとは?
ストックフォトって知ってますか?
かんたんに言うと、自分で撮った写真を販売サイトに登録して売れたら使用料をもらえるサービスのことです。
サイトによって売れた時の単価や審査の難易度などが違ったり、なかには著作権ごと譲渡するところもあるので規約はよく読みましょう。
テレビでも紹介されるほど人気のサービスなので、登録者が増えて以前より売れづらくなっている印象がありますが、お小遣い程度ならチャンスはあります。
もし売れなかったとしても審査を通過するだけでも、自分の写真が認められた感じがして嬉しかったりしますよ。
まずは登録して始めてみましょう!
ストックフォトは「サイトに写真を登録して売れた数に応じて使用料がもらえる」サービスのこと
おすすめのストックフォトサービス
いくつか有名なサイトがありますが、ぼく自身が実際に使ったことがあるサイトは
- PIXTA(ピクスタ)
- AdobeStock(アドビストック)
- shutterstock(シャッターストック)
以上の3つです。ちなみにこれらのサイトは著作権は譲渡しない(写真家・クリエイターが著作者)のでご心配なく。
独断ですが、かんたんに特徴をまとめると、こんなかんじです。
審査 | 単価 | 売れやすさ | 規模 | おすすめ度 | |
PIXTA | やさしい | 高め | △ | 日本むけ | △ |
AdobeStock | 厳しい | 安め | ◯ | 世界2 | ◎ |
shutterstock | やさしい | 安い | ◎ | 世界1 | ◯ |
サイトによっては独占販売や専属クリエイターの設定をすると単価が高くなるなどの特典がありますが、基本的には複数サイトに登録して並行して販売するのがおすすめです。
理由はふたつ。
まず、1つのサイトで審査落ちした写真も別のサイトでは合格することがよくあるという事。
そして、購入する側からみて、複数サイトで月額課金するのは大変なので一つのサイトしか利用しないという人がいるという事。
ぼくのおすすめはAdobeStockとshutterStockのふたつです。理由としては審査が早い事とタグ付けが簡単という事です。
この記事ではAdobeStockの登録から販売までの手順を説明します。
サイトによって特徴がちがうので、複数登録しましょう。おすすめはAdobeStockとshutterStockのふたつ。
登録から販売までの手順
写真が売れるまでのおおまかな流れは
- クリエイターアカウント(コントリビュータ)の取得
- 写真をアップロード
- 写真にタイトルとタグ(検索ワード)付け
- 審査(1〜7日程度)
- 販売開始
以上のような流れです。くわしく説明します。
クリエイターアカウントの取得
アドビストックのクリエイターをコントリビュータと呼びます。
まず、アドビストックにアクセスしてコントリビュータアカウントをつくります。



メールアドレスなど必要事項を入力して、アカウントを作成をクリックするとメールが送信されます。


届いたメールのURLをクリックすると登録完了です。
写真投稿の方法

登録できたら、この画面になるので参照をクリックするか、ファイルをドラッグ&ドロップでアップロードできます。
画像の解像度は4MP〜100MP(400万画素〜1億画素)で最大サイズは45MBまで。
スマホの写真では解像度がすくなくて登録ができないことがありますので、基本的にはデジカメ写真むけです。
スマホの場合はなるべく高画質で撮影しましょう。
基本はデジカメむけのサービス、スマホの場合はできるだけ高画素で撮影しよう。

アップロードできたら、詳細を入力します。
カテゴリは自動入力されてると思いますのでそのままで大丈夫です。
プロパティリリースは、写真に人物(自分も含む)や有名な建築物などが入っている場合は承諾書が必要です。特定されない程度の体の一部や風景の一部に小さく写った建物などは必要ありません。
タイトルは、なるべく具体的に内容を表すものがいいです。
キーワード(タグ付け)は、5個から50個まで設定できますが、できれば50個かきましょう。はじめから自動で入力されていますが写真と合っていないものは書き直した方がいいです。不正確なものは審査に落ちることがあります。
(ダグ付けに関してはshutterStockとまとめて登録する方法を後日解説します)
入力が終わったら、右上の審査に提出をクリックします。

最終確認があるので、提出をクリックして登録は完了です。
人物が写っていたらプロパティリリースが必要。タイトルは具体的に。キーワードは正確にできるだけたくさん。

審査は数時間〜1週間くらいで終わって、メールに結果が届きます。体感では3日以内には終わる印象です。
合格するとそのまま販売が開始されます。
もし不採用になったら「却下」の欄に理由が書いてあります。
具体的には、ブレはもちろんピント位置やノイズには結構きびしい印象があります。あとは過度な画像処理も受かりにくいです。
審査は3日位。プレ・ピント・ノイズに気をつけて、レタッチしましょう。
写真が売れたら
写真が売れたらメールでお知らせが届きます。(コレは、めっちゃ嬉しいです!)
ダッシュボードをクリックすると売り上げの状況が確認できます。
注意点としては、売上が3750円以上にならないと支払いができません。また最初の販売から45日以上経っていることも必要です。
もうひとつ、Adobeはアメリカの企業なのでW-8BENという税金の書類の提出も必要です。
これがないとアメリカと日本で二重で課税されるので、めんどうですがちゃんと書きましょう。webで完結できます。
売上が3750円以上で支払い可能。税金の二重取りを避けるためにW-8BENを記入する。
実際の売り上げは?
実際のぼくの売上状況ですが、2021年2月現在で
登録枚数 | 売上枚数 | 合計金額 | 期間 |
956枚 | 22枚 | 2346円 | 約3年 |
こんな感じです。
生活するには程遠いですね、お小遣い程度です。
ただ登録枚数が増えるにつれ売れる頻度が上がってきたので、これからに期待です。まずは1000枚目標にがんばりましょう。
体感ですが、新しい写真を登録した次の日くらいに過去のものが売れることが多いので、いちどに数百枚をまとめて登録するよりも、毎日すこしずつ登録する方がいいような気がします。
どのサイトにも言えるのですが、売れる写真は人物を含むものが圧倒的に多いです。僕の場合はほぼ風景なので競合も多くうれにくいですね。
ぼくの場合は、ややブレ気味のトンネルの写真が一番売れてるので、誰も撮ってないだろうと思うようなニッチな分野をたくさん撮るのがいいです。
毎日少しずつ登録するのがオススメ。人が写った写真のほうが売れやすく、風景・犬猫・花などは売れにくい。
AdobeStockの良い点・悪い点
いい点としては、
- 審査が早い(数時間から数日)
- Photoshopとの親和性が高い(うれやすい)
- ユーザーが多い(世界中で販売できる)
- タグ付けが楽
悪い点は、
- アナリティクスが弱い(検索回数などがわからない)
- 単価は安め
アナリティクスについては、ピクスタが見やすいです。
売れなくても、検索された数が見えるのである程度のモチベーションになります。
こんな人にオススメ
まとめとしては、ストックフォトに興味がある人はまず最初にやってみることをおすすめします。
登録は簡単で、すこし審査はきびしいですが、だからこそ初めの頃は審査を通過するだけでも嬉しいです。
あまり人に写真を見せる機会がない人もやってみてください。
売れた時はもちろんですが、自分の写真が実際に使用されているのを見つけたらホントに嬉しいですよ!
以上です。ありがとうございました。